根尖病巣で、急性の冠状動脈症状が2.7倍?!

・根尖病巣は、自覚症状の有無にかかわらず冠状動脈疾患のリスク因子になる。
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フィンランド・ヘルシンキ大学の研究グループが報告したもので、未治療の根尖病巣のある人は、そうではない人に比べて2.7倍、急性の冠状動脈症状を引き起こしやすいとしている。
それによると、心臓疾患の兆候のある508人(平均年齢62歳)について、冠状動脈疾患の状態を確認。
同時にパノラマレントゲンで歯と顎の状態を調べた。
その結果、58%が1か所かそれ以上の根尖病巣を有していた。
年齢、性別、喫煙、?型糖尿病などの要素を調整したところ、根尖病巣が冠状動脈疾患のリスク因子になっていることが分かったという。
フィンランドでは根尖病巣の罹患率が高く、少なく見積もっても、人口の4人に1人が根尖病を有しているとされている。
(アポロニア21 2016年10月号 )
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根尖病巣は膿疱壁で生体から隔離されているわけではありません。
根尖病巣内の細菌が血流に入り込んで、冠状動脈内でバイオフィルムを形成するのだと思います。
バイオフィルムは、動脈内にへばりつき、内腔を狭くするために、急性の冠状動脈疾患を引き起こすものと考えられます。
歯が原因で、心臓病になる場合があることを覚えておきましょう。